戸渡阿見詩集 第4弾「魔女の目玉」の周利槃特(しゅり・はんどく)のことをかいた詩は素敵だ

戸渡阿見詩集 第4弾「魔女の目玉」を4年ぶりに読み返してみた。この本を買った当時は、特に気になったわけでもなかったのだが、周利槃特(しゅり・はんどく)のことをかいた詩に心が惹かれた。
wikiによれば、「周利槃特は釈迦の弟子中、もっとも愚かで頭の悪い人だったと伝えられる。そのため、愚路とも呼ばれた。また十六羅漢の一人。」

「魔女の目玉」の『ある対話』という詩を読んでいくと、最後の部分で、文字も読めず自分の名前もよく覚えられなかった周利槃特と、お釈迦さんとの対話だったというのがわかる。言葉は厳しいが、弟子への愛情が、後からじわじわと伝わってくる素敵な詩。


『ある対話』

頭がいいって
うらやましいな

そうでもないよ
頭がほどほどで
実行力のある方が
実際に役立つからね

でもぼくみたいに
頭が悪いよりは
頭がいいだけで
羨ましいな

そうでもないよ
君のように
頭が悪くて
実行力もない方が
謙虚な場合が
多いからね

でも
頭がよくて
実行力もあり
謙虚な人もいるよ
まるで
仏様みたいに

そうでもないよ
君のように
頭が悪くて
実行力もなく
時々傲慢な方が
生命力があって
長生きする人が多いよ

でも
頭がよくて
実行力があり
謙虚な人で
長生きしている人もいるよ
まるで
宇宙人のように

そうでもないよ
君のように
頭が悪くて
実行力もなく
時々傲慢で
生命力もない方が
かわいいので
皆に
愛されるよ

でも
頭が良くて
実行力があり
謙虚な人で
長生きして
美しい顔して
愛されてる人もいるよ
まるで
神様のように

そうでもないよ
そんな人は
心が貧しくて
君のように
神仏を大切にして
生きないから
あの世で
暗愚な霊となり
実行力もなく
神仏に対して
あくまで不遜だよ
それで
あの世で惑い
醜い姿になって
さ迷ってるよ
まるで
妄者のようにね

そうかなあ・・・・・・

文字も読めず
自分の名前も
よく覚えられなかった
周利槃特は
釈迦の言う通り
毎日
掃除だけを実行した

その中から
見性大悟し
釈迦の弟子の
十六羅漢の一人になった




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by 2nike | 2015-08-24 20:25 | 戸渡阿見詩集
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