運命通力---こわい情勢判断の誤り - ワールドメイトの備忘録

<ワールドメイトのリーダー(教祖)、深見東州(半田晴久、戸渡阿見)氏は、万能の活動と、ギャグ爆発の性質から、「出口王仁三郎2世」や「宗教界のギャグ王」とも呼ばれる>


本文には、次のように述べられている。
たとえ霊能力があっても、最終的には人の道、情勢判断などを総合して、霊能力を冷静に見ていく正しい目が必要である。また、占いによる運命判断も運命通力と同じように、自分が幸せになるため、人が幸せになるためにはどうしたらよいか、という観点から咀嚼し、情勢判断しなければならない。そして、易なら、易そのものに囚われないことが、運命学に対する態度である。


以下は深見東州氏の著書「神界からの神通力」より。
●正智に基づく的確な判断力が大切

昔、中国のある王様が、戦の勝ち目について霊能者に尋ねた。その霊能者は「天眼通力でみれば、閣下の兵が敵兵を水際に追いつめている姿が見えます。これは勝ち戦ですから、どんどん兵を進めなさい」と進言した。王様は勇気を得て戦に臨み、予言どおり敵兵を追いつめた。王様は「まさに予言がピッタリ当たった、これは勝利だ」と感心し、喜んだ。
そこで、欲張って残兵を一人も逃すなと命令し、どんどん川べりへ追いつめていったら、しばらくして敵の遊軍が大挙して攻め寄せ、とうとう王様の軍隊は全滅してしまった。

この物語は一体どういうことを意味しているのか。その霊能者は敵兵を追いつめたということを霊眼で見た。つまり未来予知をしたのだが、それだけでは、勝ち戦になるかどうかという最も大切な勝敗決定の判断にはならない、ということだ。(これが運命通力なのだが)もっと客観情勢を冷静に判断したならわかったはずである。

天眼で見たものを、次にどう判断するかが大切だということを教えているのが、この話なのである。

ある程度霊眼で見え、運命が予測できても、それをどのようにアドバイスして、正しい道を教えていくのか。正智に基づく的確な判断力がいかに大切であるかということだ。いくら神通力があっても、最終的には人の道、情勢判断などを総合して、霊能力を冷静に見ていく正しい目が必要なのである。

王様の戦の例でも、霊能者としては「勝ち戦に見えますけれど、深追いは禁物」と謙虚に申し上げておけばよかった。太鼓判を押したので、つい調子に乗り過ぎて足下をすくわれたということだ。

こういう点が、天眼通力・運命通力をあわせて非常に危険なところである。



●真心が幸せにつながる運命通力

手相・人相・姓名判断・四柱推命など、いろいろ運命を予測する方法はあるが、たとえば予知能力を働かせてこの人はこういう運命だとわかったとしても、悪い運命の方向に行かないように、どうしたら運命が良くなるのかを漏尽通力を働かせ、前向きに生きていける助言をしていくべきだ。災いの道を避けて、幸せの道に行けるような方法を説く努力をなすべきである。

運命が予測できたとき、人によって言ったほうがいい場合と、言わないほうが良い場合とがある。その判断の基準は相手への真心、思いやり以外にはない。そのとおり話してショックを受けるような人なら、「運命はこのように出ている、大したことはないから気にしなくても大丈夫」などと、逆に励ましてあげることが神様の道にかなうものであろう。

たとえば、易学とか気学等の場合、運命判断をする立場からいえば、人の運命をズバリ当てるのがよいのだろうが、的中率だけを誇るのは、本当の占いの道ではない。また気学・易学等をやる人は、なんでもそういう観点から判断してゆく思考次元の偏りがある。

それで、そういう想念が凝結してできた易占霊界という世界に陥るのである。

気学をみる場合、自分が幸せになるため、人が幸せになるためにはどうしたらよいか、という観点から咀嚼し、情勢判断しなければ、運命そのものに囚われてしまう。

だから、易なら、易そのものに囚われないことだ。易に囚われないということは、易を無視することでも、易を盲信することでもない。必要なものは使うけれども、マイナスのものにはあまり固執しないという態度だ。これが運命学に対する私の態度でもある。

運命通力の大切なところは、相手の性格を考えて、その人の運命について話してあげるようにしなければならないことである。人の悩み、苦しみを解決し、幸せにつなげてあげる運命通力でなかったら、魔の世界に入ってしまう。相手の幸せを第一とする考え方、真心の一点が、正神界の運命通力と邪神界の運命通力の分かれ道だからだ。







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by 2nike | 2016-10-20 22:08 | 神界からの神通力
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